産休備忘録

育児をなんとかサバイブしたい母親業初心者のブログ

産休中の妊婦が銀座でいいパンを買いつつ、移住について考える

段々更新することがなくなってきた産休エンジョイ日記。

 

日々細々と生きています。

 

金曜日は友人とランチしに銀座に出たついでに、おいしいパンを買ってきた。

 

行列ができるお店って時間のある時にしか行けないよね、ということで。

 

狙っていたのは銀座に志かわ。いつだかのワールドビジネスサテライトで高級食パンの特集をやっていて、気になっていたお店。

 

銀座というには少し外れた、宝町の駅の近くにある。

 

予約が無難だと聞いてはいたが、まあ平日だし大丈夫でしょ、と思っていたところ…14時にお店に行ったらもう完売していた。。

 

そんなに人気なのね!高級食パンの世界をなめていました…。

 

諦めきれずもう一点気になっていた、セントルザベーカリーに向かってみる。

 

こちらは銀座一丁目の近く。

 

14時半すぎ、店舗の前には20人ほどの行列が。聞くと15時ころの焼き上がりを待っているらしい。15時の次は15時半とのこと。とりあえずせっかく来たんだしと思って並ぶ。カフェコーナーもあるようで、そちらは混んではいたがすぐに入れそうだった。

 

15時前になって、なんとか滑り込みで15時の焼き上がりに間に合うことを伝えられる。寒い日であんまり待つのも嫌だったので助かった。

 

で、購入したのがこちら。三種類あるパンのうち二種類は完売していたが、北海道小麦を使った一番スタンダードなパンは終日何回も焼き上げているようだった。

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全くもって美味しそうな写真になっていないが、受け取った瞬間からずっしりと重く、ほんのり温かく、そして漂う焼き立てパンの幸せな香り…!帰りの電車で膝の上に乗せていてもその温もりが伝わってきた。今まで買ったパンにはなかったような幸せ体験。

 

家に帰り早速食べてみると、もちもちのふわふわ。食べ応えもあって食感がすごい。パンってこんな感じでしたっけ!?というレベル。やっぱり並んでまで評判になるパンは違うんだなぁ…!という当たり前の幸せに今更ながら気づく。

 

セントルザベーカリーのすぐ隣にある高知のアンテナショップで見つけた、馬路村のゆずジャムも美味しかったです。

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銀座はたくさんお店があって楽しいな。

 

 

以下、本日の読書記録。

 

滝波ゆかりさんの育児エッセイ「はるまき日記」を読む。

はるまき1歳 | はるまき日記 偏愛的育児エッセイ

↑Webでちょっと読める。

 

臨死!江古田ちゃんや、今ドラマ化しているモトカレマニアなど、割とコアな層に刺さる漫画を書く人なので、破天荒な人生を送っているのかなと思っていたら、28歳で結婚、30歳で出産と過ごされていたことにまず少し驚いた。

 

とても失礼なことを言っているのは百も承知なのだが、自分も江古田ちゃんは大好きで買い集めていたものの、どこか狂ってないと読めない(?)ような作品だった。作者は日芸出身だし凄い人なんだろうな…と思ってたけど、エッセイに書かれている親としての日常は極めて共感する部分が多く、江古田ちゃんを書いた人とは思えない(やはり失礼)ようなちゃんとした育児エッセイだった。思えば江古田ちゃんも確かにサブカル系の漫画ではありつつもどこか覚めたまともなところがあって、それがいいスパイスになっていたんだけど、きっと滝波ユカリさんが独特のバランス感覚を持っている人だから描けた作品なんだろうな。

 

特に気になったのは、東日本大震災を機に故郷の札幌に移住するくだり。お子さんが生まれた2011年の出来事を中心に文章を書かれているが、親としてあの未曾有の大震災に立ち会った時の心模様が描かれていた。あの時自分は大学生で、大学は東京にあったからどこかに離れるなんて選択肢はなく、自分一人だったしわりと淡々と毎日を過ごしていたのを記憶しているけど、子供がもしいたらそんなふうに冷静にはいられなかったんだろうな、と思う。

 

震災を機に東京を離れた人たちは当時いろんなことを言われただろうけど、もし自分だって子育てしていて、離れる選択肢があるなら全然選んだかもしれない。自分可愛さではない、子供のためを思うと、日々のニュースや食料品などあらゆることに気を配らなければならないだろうし、その心労たるや並大抵のものではないだろう。でももし同じようなことが起こった時、自分は地方出身なので頼れる実家はあれど、仕事のことを考えると東京を離れるというわけにもいかず…多分毎日モヤモヤしながらなんとか精神をすり減らして乗り切るしかないんだろうなぁ。何かあったときのためにやっぱり自分ができることの幅を広げておかないとだよな…と常々感じたのでした。

 

何より、エッセイの中で描かれる札幌の街の様子がとても良い。とても子育てフレンドリー。夫の実家もある札幌には片手くらいしか行ったことがないけれど、ご飯はおいしいし街は綺麗だし都会だしでとても好き。もし何かがあって移住するなら、自分の地元より札幌に行きたい。と思うものの、北海道の冬の本当の寒さを知らないし、雪が降らない土地の出身の自分としては厳しいものがあるのかもしれないし、友達もいないからきついかもしれないけど。でも札幌いいよなー。自分は都会が好きなので札幌くらいの規模だととても暮らしやすそう。

 

東京に家を買って35年ローンを組んでおきながら書くことじゃないけど、何かきっかけがあれば全然移住したい。それを可能にするのは自分のスキルと財産だから、やっぱり人生頑張りましょうってことで。

 

まだまだ先は長いです。