4月から異動に伴いデザイナーという肩書を一部背負うことになった。
ん???私が?????という感覚しかない。
新卒から8年間、一応営業として前線で戦ってきたわけで、営業としてのスキルにはそれなりに自負もある。しかし、デザイン?全くの門外漢である。何かをデザインしてねって言われてもパワポしかいじれない。
会社としては今後さらにデジタル化が進む中で、今までのような対面営業のあり方からより技術的な提案ができるよう営業をシフトしていくらしい。その動きの中で、今まで営業だった若手メンバーはそれぞれの専門性を磨くことになり、その中で私はUI/UXなどを担当できるような役割になった。だからデザイナー。
デザイン、と聞くと広告など華やかなイメージがあるが、少し学んだだけでも「デザイン」という言葉の意味はとても広く、デザイナーに求められていることのスキルも幅広い。デザイン思考のワークショップを開くときのファシリテーション、関係者を動かしていくためのコミュニケーション、製品をユーザーにどう体験・利用してもらうか・・・みたいなスキルはこれまでの営業活動の中でも培ってきた能力だし、生かせる部分もあるのだと思う。ただ肝心のUIというか、ビジュアルで表現するという意味でのデザイン力に関してはこれから勉強するしかない。正直本物のデザインというのはプロがいるだろうし、外でバリバリやってきた人には敵わない。自分にそれがどこまで求められているのか、というのもあるけれど、基本的な動きくらいはできないといけないんだろう。自分に何が求められているのか正直まだよくわかってないけど、とりあえず今までの営業としての動きから変わっていかなければいけないことは理解したので、薄く広くまずは手を出してみて、とっかかりを作っていければと思う。
とりあえず社内の研修や、いろんな本を読んで勉強をしている。インプットばかりで疲れてきたので、自分の思考をまとめる場としてたまにブログを書きたいと思う(仕事の詳細は書けないだろうけど、対外的に描ける範囲でアウトプットしていきたい)。
営業だった人間が異動によりどう迷走していくのか、復職後にどうやって新しいスキルを身につけていくのか、という記録としても、ぽつぽつ残していければと思います。
というわけで、最近読んだ本のメモ。
「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」
デザイン思考の説明というよりは、イリノイ大学IDでデザインを学んだ人が留学体験記的な本。MBAではなくデザインが今必要とされている理由として、今までのビジネス的な思考であるロジカルシンキングだけでは測れない部分を埋めるために、個人の熱狂を生み出すデザインシンキングが重視されるようになってきたことを理解した。
「ストーリーマッピングをはじめよう-あらゆる体験<U
Apple、Slackなど有名どころのプロダクトのストーリーの作り方が学べる。さらっと読めた。製品、サービス、どんな「プロダクト」にもストーリーが必要であり、ストーリー盛り上がらないプロダクトはユーザーに受け入れられない、という話。
「アフターデジタル」
あまりデザイン関係ないけど、中国系企業がいかにUXに優れているかという事例をいくつか読めた。オンラインだろうとオフラインだろうと関係なく、ユーザーはその時自分にとって一番ベストな選択をするようになるとのこと。既視感のある話も多かったが、中国はもっと進んでいるんだろうか。
Netflix「スタートアップ〜夢の扉〜」
最近ハマってみてたドラマ。韓国の若者がスタートアップで起業して・・という話だけど、ハッカソンや投資家へのピッチなど、ビジネスの立ち上げをドラマとしてざっと学ぶことができるのが面白かった。スタートアップの初期メンバーの中の必須ロールとしてデザイナーがいるのも面白い。ちょっとサハさんは弁護士にモデルにデザイナーにとちょっとスキルがカンストしすぎている気もするけど・・・。あとナム・ドサンみたいな高身長ちょっと冴えないけど純粋なイケメン開発者はどこに行けば出会えますか?