全く出社もアポもなく、家に引きこもる在宅勤務の日々が続いている。
動かなすぎて体がだるくなってきたので、走ってきた。
家の近くを小一時間ほど。
川沿いまで行くと、同じようなランナーや、ペットの散歩をしている人がおり、ポツポツ人がいる。
人とすれ違わないあたりまで来て、少しマスクを外す。少しだけ海の匂いと、夏の夜が近づいてくるような感じ。
急に匂いがはっきりとすることで、マスクしてると嗅覚ってかなり制限されているんだなと気づく。
家にこもって仕事をしているだけではわからない街の様子がリアルに感じられる。夜は走る人が意外にいること。8時過ぎてスカイツリーや隅田川にかかる橋は消灯していること。いつだか会社の人と飲みに行った居酒屋が休業していること。昼間見かけたおしゃれな建物は夜見かけると不気味。首都高の下を走ると少しガタガタしていて、落ちてきそうで怖いこと。
在宅勤務は子育てしてると楽で良いけど、やっぱりつまらないなぁ。
家でオンラインで仕事してるだけではいろんな感覚が失われている。
会社に行って人と話すことで感じられる温度や感触、飲みに行ったときのワイワイした雰囲気、そういったものが懐かしくて仕方ない。
とはいえもう毎日の出社は無理だしな…多くの人もそう思ってるだろう。
自分のペースで週2、3回会社に行けるのが一番理想。
と思うと、やっぱり思い切った郊外移住はできないなぁ。
東京の不動産は高すぎるけど、その中でなんとかやりくりしていくしかない。
などと、人生観をふと考え込んでしまったナイトランでした。
一度走っただけでこんなふうにポエム書きたくなるのだから、走るって良いことだね。