産休備忘録

育児をなんとかサバイブしたい母親業初心者のブログ

四月になったら娘は

今年の3月はかなり寒い日が続いている。

昨年はこの時期にはもう桜が満開だったが、今年はまだ三部咲といったところだろうか。

それでも暦の上では春である。

 

四月になったら、下の娘は新しい保育園に転園する。

今兄弟別園なのを兄の園に合わせることにした。

二拠点送迎はできないことはないが、引っ越したりしたことで娘の園が少し遠くなってしまい、しんどさを感じることもあった。

兄妹が同じ園なら加点がつくので、今のうちに、と思い、春からお兄ちゃんと同じ園に通ってもらうことにした。

 

下の娘が通っている園は、息子が0歳の時からお世話になっていた園だ。

妊娠して新居を構えた後に、今住んでいる区が保活激戦区だということを知った。

居住年数が優先順位に反映される区なので、新参者の私たちは認可保育園には入れない可能性が濃厚だった。

どうしよう、と焦っている中、友人に認可外保育園のことを教えてもらい、新居の近くで雰囲気も良かったのでそこに通うことにした。

認可外は先に予約を受け付けていて、保育園に入れるのが確定できるのも助かった。

結局大した保活もせずに保育園を決めることができて、正直ホッとした。

 

保育園に預ける前は本当に不安だった。

仕事への焦りから半年で復帰することにしたけど、息子は馴染めるだろうか、とか

園庭もない小さな保育園なので、もっと広いところの方がいいんだろうか、とか

悩もうと思えば悩みは腐るほど出てきた。

でもそんな不安も、保育園に通ううちに杞憂に終わった。

息子は保育園に馴染み、先生たちからたくさん愛情を受け取り、園庭はなくても毎日お散歩に行き、毎日栄養の整った食事を食べて楽しく遊んで帰ってきた。

できるだけ早く迎えにいくようにしていたけど、出張で一度延長保育を頼んだことがある。

その日は息子が最後にお迎えされる子になってしまったけど、遅くまで園長先生と楽しく遊んでいたこと、「お母さんが頑張っているからいい子にしてましたよ!」と言ってくれた。

息子は大丈夫かなあと思いながらダッシュで駅から帰ってきた時、ホッとする言葉をかけてもらえてちょっと泣いたのを覚えている。

 

2歳までの小規模園だったので、いつかは転園しなければいけなかった。

近所に新設の認可保育園ができるのをきっかけに、1歳クラスの終わりで息子は転園した。

ちょうどその時期に下の娘の妊娠がわかり、息子はその園を離れることになったが、翌年から娘がまた入りたい旨を伝えると、喜んで予約を受け入れてくれた。

そして一年だけ間を開けて、娘はまたその園に通い始めた。

 

娘にも同じように良くしてくれた。

家では第一子よりも雑に育ててしまっている負い目があったけれど、保育園に行けば娘は一人の赤ちゃんで、先生たちに可愛がられて毎日楽しそうに通っていた。

お迎えの時に息子を連れていくと、昔お世話になっていた先生たちはしょっちゅう息子を抱きしめてくれた。

息子も前の園の先生に会いたいから、娘の送迎について行きたいとよく言っていた。

転園してからも優しく接してくれる先生たちが本当に嬉しかった。

 

転園するかどうかは正直とても迷った。

東京都が第二子の保育料無料を打ち出し、認可外は対象外と言われた時には転園かなあと思った。

しかしその後認可外にも補助が出ることがわかり、さらに迷った。

娘のことだけを考えれば、きっと今の園に通う方がストレスはない。

でも送迎の手間とか、いずれ転園することとか、色々考えた結果、今転園することにした。

結論を出した後でも今の園で楽しそうにしている娘を見るたびにこれで良かったのかなあと迷うし、今でも迷っている。

本当なら今の園にずっと通わせてあげた方が良かったのかな。

 

でも、とりあえず四月から転園である。

慣らし保育に備えて、実家義実家の手を借りる準備もしてある。

私も一応四月頭はあまり予定を入れずに静かに過ごすつもりである。

娘は結構なストレスを感じるだろう。0歳で何も分からず預けられていた頃とは違う。

お兄ちゃんのいる園なので少しは馴染めるといいのだが。

 

思えば娘の通う園は息子が生まれた0歳の歳から、ほぼまるまる4年何らかの形でお世話になってきたのだと思うと感慨深い。

多分保育園がなかったらここまでまともに子育てできていないと思う。(今でもできているとは言い難いけど)

コロナの時もまめに情報発信をして、一緒に乗り切ってくれている感があった。

小さくて暖かくて本当にいい園だった。

素敵な先生に恵まれたと思う。

こんなところに書いても仕方がないけど、心の底から感謝を伝えたい。

娘と息子にとって平日は家庭以上の時間を過ごす、大事な場所だった。

いい園に出会えて良かったと思う。

 

新しい園でも、娘が楽しく過ごせますように。

 

2024年の沼は「カラオケ行こ!」でした

 

※めちゃくちゃネタバレを含むので注意

 

 

お前は走り出す

何かに追われるよう

 

カラオケ行こ!の映画にハマっています。

movies.kadokawa.co.jp

出会いは1月の末。友達の見に行きたいな、というツイートに便乗して、ちょっと気になるな、という程度で映画館に向かった。

 

原作コミックは未読だった。和山やま先生の「女の園の星」はちょこっとだけ読んだことがあって面白かったとは記憶しているけど、手元に持っていなかった。「カラオケ行こ」自体のコミックスも話題になっているのは知っていたけど、「ヤクザと中学生がカラオケに行く話」というのがようわからんなあと思っていて、食指が動かなかった。

 

 

で、見た。

 

 

見たけど全然わからんかった。

 

 

あの綾野剛の色気、、、何!?

 

いや知ってるよ知ってる、綾野剛は知ってる。コウノドリ大好きだよ妊娠中に見て腹痛が起こるたびに「もしかして早期胎盤剥離!?」って怯えるほどには意識の高い妊婦だったよ私。塩顔イケメンですよね知ってます。知っています。でも何あれ、あの、ヤクザ役のものすごい色気、っていうか関西弁!!!!なに?これ何?(関西弁のアクセントで)えっていうか紅の綾野剛のカラオケめちゃ面白いやん何あのオタ芸どこで身につけたの!?っていうか黒スーツかっこよ・・・何?そして中学生役の男の子何、可愛すぎる、ダニエルラドクリフか?ハリポタの時のキラキラキュルキュルな世界的スターを思い起こさせるんですけど何、初主演か、これから世に出ていくね君は!!!すごいいなかわいいな、紅めっちゃ上手いな、狂児死んじゃったのか・・・・そうか・・・それはもう、去ってしまった悲しみに紅に染まるしかないよね、うん、あの歌唱シーンの演出めっちゃいいな〜〜〜〜そうか〜〜〜〜と思ったら生きてるんかい!!!!!!!綾野剛!!!!!!そして刺青掘られてるんかい!!!!!!!さとみ!!好きじゃん!!!!

 

 

という感じで一気に沼落ちしてしまい三回見に行きました。

 

もう何度目にどの感想を抱いたのか曖昧になってきちゃったんですけど、原作を読んでから見るたび、インタビューやパンフレットを読んでから見るたび、解釈というか味わいというか、深みが増していく映画だなと思います。とても丁寧に作られている。

 

いやあまたその原作がさ・・・熱いんですよ!!!

いや熱くない。和山やま先生の作品はそういう感じじゃない。クール&シュール&ディスタンスって感じで、その絶妙な距離感に笑わせてくれる漫画なんです。カラオケ行こ!はそんな感じで楽しく読めたんです。でも続編のファミレス行こ。が、、、、、、、、、、

 

私今までずーーーーっとボーイズラブではなく、自分がキャラクターに恋する夢っていうジャンルで生きてきたんですけど、これはね、もう原作の強度が高い!!!!!狂児とさとみくん、幸せになって(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)もう会わんほうがええとか言わんといて(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)

 

ヤクザと一般人、一緒にいても先がない二人がどう今後進んでいくのか・・・

謎は深まるばかりです。

 

俺が見えないのか

すぐそばにいるのに

 

 

いや謎って言うか、別にミステリーじゃないんですけど、ラブストーリーなんですけど、いやでもまだラブじゃないかも、でもカラオケ行こ!の時よりはラブに近づいてるブロマンスは超えたと思う、ああもう何もわからない!!!!!!!!!

 

 

この支離滅裂な文章を書きながら、気が抜けばX Japanの紅を口ずさんでしまうし、今すぐ劇場に向かって走り出したい。もう一度見たい。見た直後は「いい映画だったなあ…」としみじみするんですが、後からじわじわと激情が効いてきます。遅効性の毒。

 

 

改めてカラオケ行こ!ってどんな話か説明すると「歌が上手くなる必要があるヤクザが、合唱部部長の中学生にカラオケで歌を教えてもらう」っていう映画です。どんな映画!?って感じなんですけど、本当に、とてもいい作品なので、ぜひ劇場で見てください……

 

 

そして私はカラオケ行こ!自体にも沼っていますが、綾野剛沼にも浸りかけています。とりあえず今は息子と彼の初出演作である「仮面ライダー555(ファイズ)」を見つつ、MIU505を走り抜けました。足が速い男なんてみんな好きじゃん!!!明るい綾野剛みんな好きじゃん…好きだよね!?!?!?

 

 

カラオケ行こ!で唯一違和感を感じる点としては、ヤクザが未成年にそう簡単に近づくのか?それは許されるのか?っていうか親としてそれめっちゃ怖くない?ってところだったんですけど、とりあえずファンタジーということで乗り切りました。その上で、綾野剛が演じるヤクザとしては全然違うテイストの「ヤクザと家族」もタイムラインでお勧めされていたので途中まで見たんですが、これがまた重かった……綾野剛の演技は迫真で見応えがあったんですが、話がしんどくて途中で離脱してしまいました。綾野剛かっこいい❤️浴びたい❤️で見る映画ではなかった。反社会勢力への風当たりが厳しい今、もちろんそれはあるべき姿なのかもしれないけれど、そこまで追い詰めるべきなのか?という、この社会に存在する厳しい断絶を見てしまいました。しんどかった……

 

 

でもとりあえずMIU505の綾野剛演じる伊吹はめちゃくちゃかっこ可愛かったです。星野源も好きです。柄の悪い星野源もいいね。綾野剛〜〜〜(鳴き声)

 

 

ここ最近映画館でリピートすることをオタクが誇るようになっていて、自分もその流れにまんまと乗っかっているオタクで恥ずかしいなと思うし、回数が大事じゃないとは思うんですが、やっぱり好きな映画は映画館で見たい。浴びたい。どっぷり浸りたい。劇場のあの没入感は何者にも変え難い。というわけでもう一回くらい見に行きたい!!

 

このブログを読んだ稀有な人がいたら連絡ください。

お金出します。地元の駅まで行きます。

カラオケ行こ!、見に行こ?

 

紅に染まったこの俺を

慰めるやつはもういない

 

主題歌のLittle Glee Monster「紅」も最高にいいので聴いてください。

www.youtube.com

 

紅、って、そういう歌だったんだな……

去っていったあなたへの、もう届かない愛を捧げる歌……

しみじみと聞き入ってしまう、いい歌です。

 

 

もう二度と届かないこの思い

閉ざされた愛に向かい叫び続ける

 

2023年ありがとうございました

あと数時間で今年が終わる。

今年も私に関わってくださったみなさま、ありがとうございました。

 

毎年年末に振り返ると色々あったなあと思うけれど、今年も色々あった。

仕事では6月に復帰して新しい環境・職種に馴染むことに必死だった。愚痴も多かったけど、来年はもっと自分の色を出して仕事を進めていきたいと思う。

大きなことといえば6月に引っ越しをした。勢いで前の家を売って今の家を買ったけど、住み心地はとてもいいので引っ越してよかったと思う。

そういえば占いでは2023年の私はあまりいい運勢ではないらしく、転職も引っ越しもやめろと言われていたけど、まあどっちもそれに近いことをした。結果、どちらもやってよかったなとは思っているので占いなんて話半分に聞けばいいのだと思う。

仕事は後半しかしてないけど、プライベートはもっと色々あったな。

同人活動を頑張った1年だったと思う。本も五冊出したし、イベントもオフで二回、オンラインで四回出た。オンラインイベントの主催もした。推しに狂った一年だった。好きなアニメと漫画が毎週やっているおかげで毎週供給を追うのに忙しかったし、各地のコラボイベントにもたくさん行けた。人のつながりもできた。楽しい一年だった。

地味に頑張ったこととしては筋トレ。育休中は週に二回通っていて、復職後は週一回に頻度が落ちてしまったけど継続できた。おかげで産後ダイエットはバッチリできた。体型がすっきりすると着たい服を着れるので嬉しい。体力もついて風邪もあまり引かなくなった。

子供も4歳と1歳に成長した。4歳はすっかり話が通じるようになったし、1歳は赤ちゃんから幼児に成長した。子どもの成長はあっという間だ。十分とは言い難いかもしれないけど、一緒に時間を過ごせて楽しかった。

なんか本当に色々あった気がする。総じて楽しい一年だった。周りにいる人に恵まれているなあと常々感じることが多かった。

ここを読んでくださっている方がいたら(ほぼいないと思うけど)今年もありがとうございました。来年も遊んでやってください。

2024年の目標…は今あんまり思いつかないけど、やりたいことも含めてもし書いておくとしたら

・新刊出す(6月オフイベ)

・筋トレ続ける

・資格勉強(プロジェクトマネージャーかエネルギー系)

・出向後のポジション相談する

・子供とたくさん遊ぶ

・海外旅行にそろそろいきたい!!

などをやりたいな!

 

来年も楽しい年になりますよ〜に!!

息子が4歳になる

節目節目でブログを書きたいなとは思っているが、気づいたら子どもの誕生日の前に書く習慣がついたようだ。

 

前回のブログは娘が一歳になる前に書いた記事だったけど、今回は息子が四歳になる話です。

 

自分のお腹から出てきて四年も経つなんて感慨深い。

 

今日も一緒に遊びながら、このそれなりに重くて存在感のあるよく喋る個体が自分の身体の中で生成されて、外に出た後も時間をかけて徐々に大きくなってきたのだと考えるとなんだかすごいことを成し遂げたような気がしてきた。

 

こんなすごい生命を作り出した私、めっちゃクリエイティブなのでは。

 

四歳を迎える息子はもう立派に言葉が通じる。私の好きなアニメも漫画も知っているし、私より仮面ライダーの変身フォームには詳しいし、家では全く情報を入れていなかったボケモンまで覚え始めたし、文字もちょっとずつわかるようになってきたし、いっちょ前に私と喧嘩だってする。

 

人間である。

 

赤ちゃんという人間ではなかったふわふわの生命体がここまで育ってきたことを考えると、本当にすごい。

 

私の人生、子育て以上にクリエイティブなこと、もうない気がする。

 

6月に復職して半年。新しい環境にも慣れてきたけど、今までの営業職と違って四半期ごと明確な数字の結果が出るわけじゃないから達成感も感じにくく、また社内のワカラナイことも多いのでこのままでいいのかなぁという疑問がずっとある。労働時間の管理もきっちりしていて重すぎるタスクを振られることなく配慮してもらっていて、働きやすい。在宅中心でもいいし出社したら銀座ランチを楽しめる。いい環境である。それなのにもやもやが晴れない。もともと愚痴っぽい性格なのもあると思うけど、でもやっぱり今の仕事って本当に会社の役に立っているのかなあとか、進め方間違ってないかなとか、考え込んでしまう。

 

一方子育てはすごい。迷うことはない。子育てって素晴らしいことだなあと胸を張って言える。子供の成長は未来を明るくしてくれる。一緒に体験したことを後から思い出して楽しかったねと言ってもらえると、良かったなと思う。

 

仕事のもやもやをプライベートで発散(?)している感がある。

 

なんか今日もいまいちうまくいかなかったな、っていう日でも、息子とお風呂に入って笑ってるだけでなんかもう楽しいからいっか、と思える。

 

書いていて私は結構息子に救われているんだな、と思った。

 

仕事は頑張りたい。働くのは好きだ。だけど今の仕事の中身は見直したい部分も多い。とはいえ家庭もある中残業してガッツリ仕事に注力することもできない。なあなあに今の流れを続けている。いきなりすべて見直すことはできなくても、時間はかかるけど少しずつ自分がやりたい方向に見直していくべきなのかもしれない。仕事の頑張り方を時間をかけるだけで解決する方向から変える必要がある。だって息子との時間をこれ以上削りたくない。飲み会は多いけど帰れる日は帰りたい。遊んであげられるときは遊んであげたい。

 

こんなふうに書きながらも相手しないときはしないだめな親だけど。

 

息子がママ一緒に遊ぼうって言ってくれるのもあと少しなんだろうな。

 

子供の話を書くはずが半分くらい仕事の愚痴になってしまった。

とりあえず息子お誕生日おめでとう。限りある時間を大切にしたいと改めて思いました。

娘が一歳になるよ

週末旅行に行ってくる。

日曜日に娘が1歳になるので、実家と義実家が集合するという我が一族の一大イベント。

息子のときにはコロナでなかなか集まることができなかったから、こうやって気兼ねなく会えるようになったことが嬉しい。

 

娘と過ごした1年はあっという間だった。

息子のときは第一子ということもあり、不安も強かったし、夜泣きで起こされるのもいつまで続くのかと悩むことも多かった。1歳になったとき、ようやく1歳!という気持ちが大きかったように思う(当時はあっという間だと思っていたかもしれないけど)

 

娘は二人目でこちらも慣れているからか、離乳食も適当だし夜泣きが続いてもうちの子はそうなんだろうとしか思わないし(辛いけど)、放っておいたらいつの間にか一歳を前にしてスタスタ歩き始めてしまって、なんとまあ手のかからない子というか、本当に気づいたら一歳、という感じである。

もちろん私もこの1年の間に復職して新しい職場になったりオタ活に邁進したり引っ越したりそこそこ身の回りの変化はあるのだが、濃くて早い一年だったなあという感想。自分が歳を重ねてきたのもあるのかもしれない。

 

息子のときは不安だったから早く大きくなってほしかった。娘に対しては、寂しいからずっと赤ちゃんでいてほしいと思ってしまう。でもそんなわけには行かないので、あっという間に成長してしまったた。はいはいも歩くのも一瞬で身につけて一瞬でその時期は去ってしまった。たくさん動画はとったけど目の前ではいはいしてくれる娘はもういない。育休中、布団でずっとごろごろしてた赤ちゃんのころが懐かしい。かけがえのない時間が過ぎ去ってしまったことがさみしい。

 

赤ちゃんじゃなくなってさみしいとは思うけど、これから娘もきっと好きなことを見つけたり新しい出会いがあったりするんだろう。昨年仮面ライダーに出会った息子はもう頭の中のすべてが仮面ライダーなので、私も新しい沼に一緒に浸れて楽しい気持ちである。娘もきっとなにか新しい世界を見せてくれるんだろう。子育てはそういうところが面白いんだろうなと思う。

 

これからも娘が健やかに元気で大きくなってくれますように。

きっと忘れてしまう

娘が初めて寝返りをした。

 

一度できるようになるととにかく寝返りたいのか、一生懸命何回も何回も寝返っては自分で戻れなくて助けを求めてピーピー泣き、元に戻せばまたひっくり返りに行く。

 

息子の時もこうだったなあと思い出す。

 

息子との育休中の時間は絶対に忘れたくないなと思っていたのに、忘れていることの方が多い。

 

娘に対してはさらに覚えていないことも多い。

 

気づいたらもう四ヶ月も経っている。息子の時のように、一日一日が長くて、早く成長してほしいけど小さいままでいてほしいというような気持ちを抱く余裕もない。あっという間に首も座ったし寝返りもできた。

 

今一緒にいれる時間を、できるだけ忘れたくないな、と思う。

 

目が合うとにっこり笑うようになったことも、ふわふわの白いほっぺも、むちむちの太ももも、抱っこした時にぎゅっと服を掴んでくることも、寝起きに鼻水を出しているところも、眠くなってくると猫みたいになうなうと泣くところも、全部全部忘れたくないな、と思う。

 

毎日娘の寝顔を見ながら、可愛いなあ幸せだなあと思う時、死ぬ時に思い出す景色はこれかな、とも思うけど、息子の時にも同じことを思っていた気がする。

 

だからきっと死ぬ時に思い出す景色はどんどん更新されていくんだろう。

 

まだ冥土の土産の景色を考えるには早すぎるのかもしれない。

 

これからも忘れたくない景色がどんどん増えていく。

 

きっと忘れてしまうけど、できるだけ覚えておきたいと思った。

 

感傷的になったポエムでした。

推しが変わったらオタクが加速して気づいたら限界同人女になっていた話

2022年は私にとってオタク沼にどっぷり浸った年でした。

 

去年の2月に呪術廻戦の映画に11回行ったブログ記事を書いていましたが、結局この後さらに見に行って最終的に20回劇場に通いました。

 

sankyu-enjoy.hatenablog.jp

それは何故かって?そう、推し変してしまったのです。

 

2022年2月。五条の女として劇場に通うこと11回。何度見ても推しの顔が良い。戦闘シーン五分くらいしかないけどそのためにあと10000回通いたい。ただひたすらにかっこいい。動いている推し尊いありがとう、と毎回思っていました。

 

3月に入ると劇場でもらえる特典の配布も終わり、もう十分見たかな〜という気持ちに。その他にも子供のコロナ感染、保育園休園、第二子妊娠に伴う悪阻…など諸々あり、体調は最悪でした。

 

ちょうどその頃、ジャンプ本誌で活躍し出したのが、呪術廻戦劇場版主人公・乙骨憂太くん。劇場版では乙骨くんの幼馴染・里香ちゃんとの純愛を味わわせてもらい、幸せになってね…と言う気持ちで毎回見守っているつもりでした。つもりだったんですが。

 

ジャンプ本誌での戦闘シーンがカッコ良すぎる。輪郭綺麗すぎない????脚長すぎない????というか一般人を救って…なんて健気な!!!劇場版だとあんなにウジウジしていた子がこんなに成長するなんて!えっでも乙骨くんは里香ちゃんと純愛なんだよね。えーっとファンブック…「これからは他の人を好きになる可能性もある」ですかそうですかなるほど…。えっでも夢小説とかあるのかな?えーっとpixiv検索…ふーむなるほどなるほど…。えっ良いな乙骨くん?というかめちゃくちゃいい小説ありますねこれ沼ですね?????優しくて友達思いで一生懸命で背が高くて顔が整ってて一途でちょっと重めな感じ、あれ、これ彼氏にするべきランキング1位なのでは?????ていうかあれ、カッコよくないですか?え、ていうか少なくない?もっと乙骨くん夢あってもいいのでは?五条先生多すぎない????え??????????私と乙骨くんの馴れ初め書いた方がいい?書いていいかな?書いちゃうよ?いいのかな????え!!!!反応もらえた!!!!嬉しい!!!!乙骨くんファン熱意高い人多くないか!!!!!うわ〜〜〜〜〜〜〜〜かっこいいいよおおおおおおおおおおお劇場版また周回するしかないよおおおおおおおおおおおおお

 

などと書き始めたら止まらなくなってしまいましたが、そんな感じで体調が回復した4〜5月でドボンと新規の乙骨くん沼に落ちていきました。その勢いで追加で9回観に行きました。

 

しかし乙骨くん推し、非常に悩ましいことに、やはり公式で里香ちゃんというヒロインがいるが故に供給が少ない。五条悟を推していた時はpixivは毎日観ても見切れないほどの供給があり全く困らなかったのにスクロールしてもなかなか出てこない。毎日1000本は夢小説が上がっててもいいのでは???乙骨憂太死ぬほどいい男ぞ?????と思うのですが思うようにいかない。その勢いで自分も小説を書き始めてしまったらもう手が止まらない。

 

気づいた時には6月時点で10万文字、2022年で合計20万文字近く乙骨くんの小説を書いていました。卒論って20000字であんなに苦労してたのになんでなんだろうね???

 

そしてある程度書き溜めてくると作りたくなってくるのが同人誌。いや〜夢小説って同人誌とかないでしょ?ウェブだけでしょ?と思っていたらここ数年で風潮が変わったのか、夢小説や夢漫画でもオフ本の販売が結構増えていて自分の好きな書き手さんも何冊か出している人がいる様子。時代は進化していた…!もしかしたら私もワンチャン同人誌作れるかも…?

 

時を同じくしてTwitterで見かけた「オタ活占い」なるものに6月頃に行っていました。今後のオタ勝の方向性について相談したら「オフイベは向いている」「新刊落とすタイプなので初回は慎重に」「今の沼は来年夏くらいまでなので年末までにイベント出た方が続けやすい」などとアドバイスいただく。

 

そうかオフイベか…と検索すると、ちょうど1月にインテックス大阪*1があることが発覚。え…ちょうど呪術廻戦ユニバコラボも発表されたしこれはイベント合わせで遠征しちゃうべき…!?

 

と思い立ち、産休前の暇な時間を生かして(?)肩慣らしとして夏に初のオフ本をオンライン頒布。少部数ですがなんと少し手に取ってくれる人がいた衝撃。これなら行ける!と思ったのですが、一応出産を控えていたためイベントに申し込むかどうかは産後の体調を見て考えようと冷静になりました。

 

そして10月に娘爆誕後、自分元気だし行けるっス!!!!!と産院のベッドの上から同人イベントへの申し込みをしたのは言うまでもありません。

 

その後は新生児が寝ている間にちまちま原稿を進め、どうにか11月には脱稿。12月は初の同人イベントなので道具やら何やらを色々揃え、いざ1月のインテックス大阪へ!!!


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そして今日、そのイベントが終わりました。

 

いや〜〜〜〜ここまで長かった。乙骨くん沼にハマってからまさか自分が本を出してサークル参加する側になるなんて、というか産後3ヶ月でイベントなんてありえないと思っていたけどここまで突っ走ることになるなんて。長年オタクやってるけどまさか三十路超えたこの年で同人誌作る側になるなんて。

 

人生って何があるかわからないな〜とつくづくここ最近感じています。

 

僅かながらでも手にとってくださる方がいただけでなんかもうすごい嬉しくて、何者でもない自分を評価されているというか、そもそも自分ですらない、頭の中の妄想を気に入ってくれてお金を払って買ってくれる人がいる、これってすごいことなのでは?????と感動しっぱなしのイベント当日でした。心の底から楽しかった。

 

と、長々振り返ってしまったのですが、楽しくなってしまったので今年の目標はもう一度東京でイベント参加することです。多分6月かな。その時新刊出せるといいなあ…。

 

本当に私を狂わせてくれた乙骨くんに感謝です。君のおかげで楽しい思いができているので、私に出会ってくれてありがとう。原作の世界観は殺伐としているけれど、どうか美味しいご飯を食べて温かいお風呂に入ってほしい。

 

1年前の自分に、この後推しが変わってその同人誌作ってイベント出てるよ、と言っても全然信じないと思います。当時は五条の女だったので…。人生って何があるかわからない!!!

 

いつも会うたびに私のオタク話を聴いてくれた友人、出かけさせてくれた家族… 感謝するぜ これまでの全てに!!!

 

オタクって楽しい!!!CAN MAKE TOKYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!