産休備忘録

育児をなんとかサバイブしたい母親業初心者のブログ

2024年の沼は「カラオケ行こ!」でした

 

※めちゃくちゃネタバレを含むので注意

 

 

お前は走り出す

何かに追われるよう

 

カラオケ行こ!の映画にハマっています。

movies.kadokawa.co.jp

出会いは1月の末。友達の見に行きたいな、というツイートに便乗して、ちょっと気になるな、という程度で映画館に向かった。

 

原作コミックは未読だった。和山やま先生の「女の園の星」はちょこっとだけ読んだことがあって面白かったとは記憶しているけど、手元に持っていなかった。「カラオケ行こ」自体のコミックスも話題になっているのは知っていたけど、「ヤクザと中学生がカラオケに行く話」というのがようわからんなあと思っていて、食指が動かなかった。

 

 

で、見た。

 

 

見たけど全然わからんかった。

 

 

あの綾野剛の色気、、、何!?

 

いや知ってるよ知ってる、綾野剛は知ってる。コウノドリ大好きだよ妊娠中に見て腹痛が起こるたびに「もしかして早期胎盤剥離!?」って怯えるほどには意識の高い妊婦だったよ私。塩顔イケメンですよね知ってます。知っています。でも何あれ、あの、ヤクザ役のものすごい色気、っていうか関西弁!!!!なに?これ何?(関西弁のアクセントで)えっていうか紅の綾野剛のカラオケめちゃ面白いやん何あのオタ芸どこで身につけたの!?っていうか黒スーツかっこよ・・・何?そして中学生役の男の子何、可愛すぎる、ダニエルラドクリフか?ハリポタの時のキラキラキュルキュルな世界的スターを思い起こさせるんですけど何、初主演か、これから世に出ていくね君は!!!すごいいなかわいいな、紅めっちゃ上手いな、狂児死んじゃったのか・・・・そうか・・・それはもう、去ってしまった悲しみに紅に染まるしかないよね、うん、あの歌唱シーンの演出めっちゃいいな〜〜〜〜そうか〜〜〜〜と思ったら生きてるんかい!!!!!!!綾野剛!!!!!!そして刺青掘られてるんかい!!!!!!!さとみ!!好きじゃん!!!!

 

 

という感じで一気に沼落ちしてしまい三回見に行きました。

 

もう何度目にどの感想を抱いたのか曖昧になってきちゃったんですけど、原作を読んでから見るたび、インタビューやパンフレットを読んでから見るたび、解釈というか味わいというか、深みが増していく映画だなと思います。とても丁寧に作られている。

 

いやあまたその原作がさ・・・熱いんですよ!!!

いや熱くない。和山やま先生の作品はそういう感じじゃない。クール&シュール&ディスタンスって感じで、その絶妙な距離感に笑わせてくれる漫画なんです。カラオケ行こ!はそんな感じで楽しく読めたんです。でも続編のファミレス行こ。が、、、、、、、、、、

 

私今までずーーーーっとボーイズラブではなく、自分がキャラクターに恋する夢っていうジャンルで生きてきたんですけど、これはね、もう原作の強度が高い!!!!!狂児とさとみくん、幸せになって(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)もう会わんほうがええとか言わんといて(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)

 

ヤクザと一般人、一緒にいても先がない二人がどう今後進んでいくのか・・・

謎は深まるばかりです。

 

俺が見えないのか

すぐそばにいるのに

 

 

いや謎って言うか、別にミステリーじゃないんですけど、ラブストーリーなんですけど、いやでもまだラブじゃないかも、でもカラオケ行こ!の時よりはラブに近づいてるブロマンスは超えたと思う、ああもう何もわからない!!!!!!!!!

 

 

この支離滅裂な文章を書きながら、気が抜けばX Japanの紅を口ずさんでしまうし、今すぐ劇場に向かって走り出したい。もう一度見たい。見た直後は「いい映画だったなあ…」としみじみするんですが、後からじわじわと激情が効いてきます。遅効性の毒。

 

 

改めてカラオケ行こ!ってどんな話か説明すると「歌が上手くなる必要があるヤクザが、合唱部部長の中学生にカラオケで歌を教えてもらう」っていう映画です。どんな映画!?って感じなんですけど、本当に、とてもいい作品なので、ぜひ劇場で見てください……

 

 

そして私はカラオケ行こ!自体にも沼っていますが、綾野剛沼にも浸りかけています。とりあえず今は息子と彼の初出演作である「仮面ライダー555(ファイズ)」を見つつ、MIU505を走り抜けました。足が速い男なんてみんな好きじゃん!!!明るい綾野剛みんな好きじゃん…好きだよね!?!?!?

 

 

カラオケ行こ!で唯一違和感を感じる点としては、ヤクザが未成年にそう簡単に近づくのか?それは許されるのか?っていうか親としてそれめっちゃ怖くない?ってところだったんですけど、とりあえずファンタジーということで乗り切りました。その上で、綾野剛が演じるヤクザとしては全然違うテイストの「ヤクザと家族」もタイムラインでお勧めされていたので途中まで見たんですが、これがまた重かった……綾野剛の演技は迫真で見応えがあったんですが、話がしんどくて途中で離脱してしまいました。綾野剛かっこいい❤️浴びたい❤️で見る映画ではなかった。反社会勢力への風当たりが厳しい今、もちろんそれはあるべき姿なのかもしれないけれど、そこまで追い詰めるべきなのか?という、この社会に存在する厳しい断絶を見てしまいました。しんどかった……

 

 

でもとりあえずMIU505の綾野剛演じる伊吹はめちゃくちゃかっこ可愛かったです。星野源も好きです。柄の悪い星野源もいいね。綾野剛〜〜〜(鳴き声)

 

 

ここ最近映画館でリピートすることをオタクが誇るようになっていて、自分もその流れにまんまと乗っかっているオタクで恥ずかしいなと思うし、回数が大事じゃないとは思うんですが、やっぱり好きな映画は映画館で見たい。浴びたい。どっぷり浸りたい。劇場のあの没入感は何者にも変え難い。というわけでもう一回くらい見に行きたい!!

 

このブログを読んだ稀有な人がいたら連絡ください。

お金出します。地元の駅まで行きます。

カラオケ行こ!、見に行こ?

 

紅に染まったこの俺を

慰めるやつはもういない

 

主題歌のLittle Glee Monster「紅」も最高にいいので聴いてください。

www.youtube.com

 

紅、って、そういう歌だったんだな……

去っていったあなたへの、もう届かない愛を捧げる歌……

しみじみと聞き入ってしまう、いい歌です。

 

 

もう二度と届かないこの思い

閉ざされた愛に向かい叫び続ける