産休備忘録

育児をなんとかサバイブしたい母親業初心者のブログ

フェミニズムってほどじゃないけど

最近出張が多い。

出張すると、「子供は誰が見ているの?」と聞かれることがある。

夫が見ています、と答えると、えらいね旦那さん、と言われる。

確かに私の夫はえらい。

料理が好きで、家事はイーブンにやるし、私がいない間は子供の世話を一人でするし、時には私が外泊で丸2日留守にしても大丈夫。

息子と二人で帰省して、私に自由な時間をくれたこともある。

確かに「えらい」のだ。育休もとったし、今時である。

だけどこの話をするといつも「えらい」と言った人に対して、もやっとする。

夫が出張に行く時、「子供は誰が見ているか」と聞かれることはあるんだろうか。

夫が1日外出して、私が1日家で見ていたら、偉いと褒めてもらえるのだろうか。

自分が子供を連れて帰省して、夫に自由時間をあげるのは?

どれなら私も「えらい」?と聞きたくなる。

夫にもっとこれ以上家庭に尽くせ!といいたいのではない。

ただなんか、自分は普通に仕事してるだけのつもりなのに、なんかもやっとするなあ、と思う。

仕事自体は楽しい。出張は刺激がある。

まだなかなかお客さんに会いづらい時期だけど、やっぱり人と会って話す営業の仕事は好きだなと思う。

ただ、出張の時間を捻出するのはちょっと罪悪感がある。

朝か夜はどうしても夫のワンオペになる。

子供との時間を削っていてつらい・・・みたいな母性的な感じはあまりないんだけど、一人で子供を見るのが大変なのはわかっているので、申し訳ない思いがある。

でもやっぱり会ってなんぼなところがあるので、できる限りお客さんには会いたい。

どっちもいいようにやるのは難しいな、と思う。働く女性は今までも同じように乗り越えてきたんだろう。

男性は・・・どうなのだろう。多分私の夫は同じように葛藤しているだろうけど。

 

 

社内で、妙にマッチョイズムを発揮してしまうことがある。

全然夫に子供預けて出張行きますよ、とアピールしてみたり、子供見てるより仕事してる方が楽なんですよね〜と言ってみたり、産休から仕事早く戻りたくて仕方なかったです〜、と言ってみたり。

本音では、ちょっと出張続くとしんどいし、仕事の方が楽なのはあるけど子供も見てたいし、産休はもうちょっととりたかったけどまあ仕事したい気持ちもあった。どっちの気持ちもあったけど、なぜか会社で話すのは一方ばかり。

そんなモチベーション低めの本音なんて言えないから当たり前だけど。

産休から復帰して、子供がいます、という話題になった時、「一人目?」と聞かれることがある。

この質問に対する答えは、慎重になる。

仕事で今後関わる可能性がある人には「はい」だけで留める。

仕事で関わる可能性のない人には「はい、二人目もほしいですね」と答える。

「一人目?」の裏には、「また産休取る可能性があるの?」という意味もあるし、「もっと産まないの?」の意味もあるし、両方あるから。

子供は可愛いのでもう一人育てたいと思うけど、この話は会社の人にはあまり言えない。

 

 

子供の話を振られるのはうれしい。子供のことならずっと話していられる。

だけどそれはあまりプロの振る舞いではないから、個人的に飲みに行ったりする時以外はできるだけ子供の話はしない。

子供が風邪をひいて家にいる時も、わざわざ上司には報告しなくなってきた。

夫婦二人で在宅勤務をしている時は、MTGをお互い調整して子供を見ることで、なんとかなるようになったから。

会社には何も言わなくても、子供がいながら仕事している時間はかなりしんどい。

やりたいっ作業があってもすぐ邪魔が入る。子供も相手してもらえなくて泣く。申し訳ない気持ちになる。部屋は荒れる。

でも仕事には関係ない。それはあくまで私のプライベートである。

会社に言えば配慮してもらえるかもしれない。でもなんとかなるレベルのことを毎回報告していると、キリがなくなる。

子供のことで毎回言い訳しているように感じる。

物理的に出社が必要だったら、もうどうしようもなくて言うしかないのだろう。

どうにかなるレベルのことをどれだけマメに報告するべきかのか?

よくわからなくなってきた。

 


最近のモヤモヤを一気に吐き出してみたけど、まとまりのつかない文章になった。

自分の中でもマッチョな自分と、もうどうでもいいやと思う自分と、両方いて整理がつかない。

なんかなあ。

普通に仕事したいだけなんだけどな。

働き方改革中の世の中なので、その「普通」自身もアップデートしないとなんだろうな。