産休備忘録

育児をなんとかサバイブしたい母親業初心者のブログ

復職1ヶ月目の感想と、30分の罪悪感

7月が終わった。仕事に復帰して1ヶ月がたったので、感想を書き留めておく。

 

頭に靄がかかったような感覚が抜けないまま、あちこちから降ってくるやるべきことをとにかく打ち返すことに必死で、自分でコントロールはできないまま過ぎていった1ヶ月だった。

 

異動する先輩の後任として仕事を引き継いでいるが、一人分の仕事がそのまま降ってくるわけで、当然のように忙しい。育休明けは誰かのヘルプ的な感じで始まると思っていたから、正直想定よりは全然大変である。育休明けということで色々配慮してもらえるかと思っていたけど、何も言わないでいると普通に18時19時台のMTGが入る。そういえば弊社、みんな遅くまで働く文化なんだった…。事情をはっきり言えばわかってもらえるが、勝手に何かを配慮してもらえるということはない。

 

当然のように仕事は日中では終わらなくて、21時頃子供が寝静まると再度PCをかちゃかちゃやり始める。ただこの時間はどうしてもダレてしまい、テレビやドラマをみながらの作業なのであまり進まず、だらだらと作業をこなす。すべて終わらないまま次の日に持ち越して、夜は息子の夜泣き対応で2-3回は起こされて、ぼーーっと頭の回らないまま朝になり、始業して、家でずっとMTGして、あっという間に1日が終わる。

 

思うようにならない状態で苦しいというのもあるが、その一方、まあ育休明けならこんなもんなのかな、という思いもある。産前の自分のペースを思い出すと、まだまだ仕事はできていないし、案件も進まないし理解できていないことも多い。ただ1年弱のブランクがあるのだから、そこはあまり焦らず、聞くべきことをしっかり聞いて、落ち着いてキャッチアップしたいと思う。

 

勤務形態は、世間の状況を受けて在宅勤務が続いている。出勤と退勤の時間がないだけでだいぶ生活には余裕がある。ただ、復職してからずっと在宅勤務なので、チームの人とのやりとりにまだ壁があったり、ちょっとしたことをすぐ聞けないストレスはずっと抱えている。可能であれば週に2−3回は出社したいといまだに思う。今もアポがある日は外出するので、週に1日は仕事で外出する。しかしそれがないと本当に毎日引きこもりなので、結構息が詰まってくる。家にいるのも飽きる。在宅勤務に関しては、手放しにサイコーとも言えないし、でもかなり助かっている部分もあるし、愛憎まじりあった気持ちである。

 

仕事全般に関しては思うようにはいっていないものの、生活全般は思っていたよりも快適である。これは在宅の影響もあると思うけれど、やはり夫が当たり前に家事育児をしてくれること、また同じように在宅してくれていてかつ勤務に融通がきくことが大きい。送り迎えはその日の仕事の様子で調整して、必ずどちらかで分担できているし、一方が離乳食をあげている間に一方が夕食を作る、とどちらがどちらの役をこなしても問題ない状況なのが良いのだと思う。

 

世に聞くワーキングマザー生活はもっとハードなものを想定していたので、今自分がそこまで苦労していないのは本当に周りの環境に恵まれているんだなと心から思う。想像では、朝は4時に起きて子供が寝ているうちに仕事、夕方はお迎えにダッシュするか、忙しい日はシッターを雇ってなんとか家事をこなし…という世界なのかと思っていた。もちろん仕事量によってはそこまで忙しい人もいるんだろう。幸いにも、なのか、今の自分にはそこまでのプレッシャーは求められていない。時間の融通をしてくれる職場、戦力になる夫、徒歩5分の保育園、在宅勤務、どれがかけても多分生活はガラリと変わる。

 

復帰してもちろん自分の時間は減ったが、もともと自分の時間があっても大したことはしてなかったので、そんなにストレスはない。可愛い赤ちゃんがうちにいる分幸せポイントは増えた気持ちである。17:30のお迎えに向けて、いつも16時頃からそわそわし、息子の写真を見て早く会いたいと思い、迎えにいった時の笑顔で心を撃ち抜かれる。かわいい。そのあとはずっと膝に乗せてとにかく構う。(最近なんでも触れたがるので、ご飯の時はお皿をひっくり返されそうになり、くっついていれないけれど。。)お風呂に入るのがいまだにあんまり好きじゃなさそうなのも、寝る前にひとしきり暴れるところも、寝ぼけながら何度も寝返ろうとするところも、何もかもが可愛い。赤ちゃんが帰ってきてから寝るまでの3時間は仕事のこともすっかり忘れられるハイパー癒しタイムである。

 

今は17時30分のお迎えだけど、8月からお迎えを18時に延ばす。在宅なので早めに迎えに行っていたが、やっぱり18時まで打ち合わせが入ることが多いのでもともと想定していた18時終わりにした。しかしこの30分を延ばすのも、自分の中では結構葛藤があった。1日たった30分、でも1週間で2時間半、1ヶ月で約10時間。一緒にいれる時間がそれだけ違う。赤ちゃんの成長は早い。できるだけ一緒にいたい反面、仕事もこなさなければいけない思いもあり、どうすれば自分がスッキリするのか、いまだにわからないでいる。

 

色々考えてしまうが、この先どうなるかわからない。今日の7月31日時点で、中央区は保育園への登園自粛要請が出た。私の住む区もどうなるかわからない。自粛が求められれば預ける時間云々どころではなくなり、どうやって育児と仕事こなすかの戦いになる。あんまり細かいことに一喜一憂せずに、やるべきことをしっかりやって過ごしていこう。

 

以上、まとまりなく書きなぐってしまいましたが、復職1ヶ月目の感想でした。