産休備忘録

育児をなんとかサバイブしたい母親業初心者のブログ

寝れない夜の子育て論

コロナウイルスが気になって寝れない。

 


昨年10月の台風の時もそうだったが、産休中や育休中だと時間だけはあるのでやたらニュースを追ってしまい、情報量に疲れてしまうことがある。今回の新型肺炎についても不安が大きいので、新聞テレビTwitterネットニュースと全媒体から情報を集めてしまい、辛くなってきた。いや見なきゃいいんですけどね。

 


今日から帰省しているが、新幹線の中も緊急事態を感じた。東京駅では厚生労働省からのお知らせとして新型コロナウイルスが流行っていますというアナウンスが流れており、新幹線のニュースでも同じで、国からのアナウンスが日常空間に溢れているあたり厳戒態勢のよう。しばらく出かけてなかっただけに情報量の多さに疲れた。実家に着いた時にはホッとした。

 


帰省して自分の部屋に子供を寝かせて、自分も一緒にゴロゴロしながら、なんだかとても不思議な感覚にとらわれた。今まで実家は子供だった自分を思い出す場所だったけど、そこに自分の子供が一緒にいる。自分が赤ちゃんの頃の記憶は全くないけど、この年齢の頃の自分は確かにここにいたんだよなと。そして、東京の今住んでいる家に対して、私の息子は同じことを思うんだろう。きっと彼は大人になったら覚えてないけど、私と夫が住宅ローンを組んで買った手の届くマンションで息子は育ち、それが彼の原風景になる。

 


今住んでいる東京東側エリアは、昔住んでいた頃も住み良いと思っていたけど、子供を産んだ今もかなり住み良いと感じる。引っ越す前住んでいた都心エリアは、住み良い街だったもののどこか馴染めずいつか引っ越すだろうという予感があった。自分が勝手に壁を作っていただけだと思うけど。今住んでいる町がどうしてこんなに好きかというと、適度に郊外感があるからだと思う。マックとファミレスしかない地下で鉄の最寄駅、ユニクロや無印といった生活に必要なものは揃っているが適度にしょぼいターミナル駅。地方では国道沿いに並ぶ無個性なチェーン店が、東京では駅ビルの中に集結している。「ファスト風土」という言葉にふさわしい景色。タワマンもあるけど昔からの傾きかけた戸建てもある。都心の第一種低層住宅地にはない雑然さが今住んでいる街にはあって、それが地方出身の私にとってはとても居心地が良く、ホームタウンのように感じられるんだと思う。

 


つまり今住んでいるところは、自分の原風景に近いものがあるんだと思う。原風景というには東京は都会すぎるけど、街の規模や人の雰囲気がちょうどいいんだろう。わたしにとっての「ちょうどいい」は、息子にとってはどうなるのかな。まぁ泣いても笑っても今住んでいる場所でしばらくは育ってもらうわけだが、どんなアイデンティティを形成するのだろうか。

 


寝れない深夜の雑記でした。